☆2012/01/14 03y ナビゲーター アルティメイト ヒーターコア交換☆
2012/01/14
みなさん、こんにちは。
「はなみず」こと、メカニックの岡部です。
寒い日が続いておりますが、風邪などひかれてませんか?
ちなみに、私の寒さ対策はヒートテックを履いて、その上にモモヒキを履いて、さらにスウェットを履いて
ツナギを着ております。
もこもこメカニック… もこニック…
さて、今回ご紹介しますのは、03yナビゲーターのヒーターコアの交換です。
初期症状は、暖房を付けると、クーラント(冷却水)の臭いが吹き出し口からプーンと匂っていました。
エンジンルームからは、同じ臭いがしなかったので、
この時点で、ヒーターコアから漏れてるなと思ったんですが、
しばらくして、今度は吹き出し口から、湯気がもくもくと!
すぐに修理をすることになりました。
ところで、ヒーターコアって何?と思われる方もいらっしゃると思いますが、
画像解説付きでお送りいたしますので、ぜひ最後まで読んでいって下さい。
まず、バッテリーを外し、エアコンのホースと、ヒーターのホースを専用工具を使って抜きます。
抜いたら、いざ、ダッシュ降ろしにかかります!
ばらす前~
メーター、ステアリング、センターコンソール、エアバックなどなど外しました。
外すボルト類が多いので、運転席側、助手席側、センターコンソール廻りと、
それぞれビス箱を分けて、組む時間違わないようにします。
ぶっとい配線の根っこのカプラーをはずして、両サイドとガラス側のボルトを抜きまして
二人がかりで慎重に、せーの!
スッキリしましたね。ナビの配線が気になりますが、これは組む時にキレイにまとめましょう。
中央に見えてるのが、エアコンユニットです。この中にヒーターコアがあります。
ユニットはエンジンルームからナットで固定されているのですが、それを外すのが大変でした!
降ろしたユニットです。手前にあるのが、張本人のヒーターコアちゃんです。
エンジンで暖まったクーラント(冷却水)がこの中を巡って、
そこにブロアファンの風を送って、暖房が出る仕組みです。
では、ヒーターコア、新品と比較してみましょう。
一目瞭然ですね。暖まったクーラントは、循環しないといけないので
完全に密封されてないといけません。しかし、このコアは
傾けただけで、下の方からボタボターってクーラントが出てきました。
さて、ユニット内部はどうなっていたかというと
おーう、びしょびしょですね。
これでは、湯気も出ますね。ユニットも分解して、クーラントを吹き上げて、天日干しします。
スポンジ部分には、脱臭剤をスプレーしておきます。
ちなみに、ジャッキに立てかけてあるのは、エバポレーターといって、冷媒ガスがこの中を巡って
キンキンに冷えた所に、同じようにブロアファンの風を送って、冷房が出る仕組みです。
このエバポからガス漏れしてエアコンが効かないというケースもあります。
その時も作業内容は同じです。
車内もクーラントが流れていたのでしっかり吹き上げておきます。
およそ1日、天日干ししました。直接臭いをかいでも、あの臭いはしなくなりました。
では、新品のヒーターコアをユニット内に入れて、ユニットを組んでいきます。
逆の手順でユニットを固定して、ホースのパッキンも新品に変えて
ダッシュボードを載せていきます。
ここまでくれば、ほぼ終わりですね。
あとは、クーラント、冷媒ガスの充填、ナビの起動や各スイッチのチェック、
そして、暖気させて暖房の確認です。
あのなんとも言えない臭いもしなくなりました。作業完了です!
ヒーターコアの水漏れは、アメ車に限らず起こりえます。
当然、においもきついですが、クーラントが減って、放っておけばオーバーヒートにも繋がります。
吹き出し口から変な甘い臭いがするなど気になられた方は、一度点検しましょう。
いや、逆にこの臭いにやみつきになったって方は… いないですよね(笑)
では、今回はこの辺で!
また興味深い作業などありましたら、アップ致します。
寒さのため、ますます鼻水が出るメカニック、岡部でした。
長文にお付き合い頂きまして、ありがとうございました。
コメント:はなみず